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ワールドカップ2006ドイツ大会をスタートに、大好きなサッカー観戦
や宿のチェックをしながら、マイペースに世界一周を目指します!!
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ドイツ
Germany |
2006年6月7日~7月11日
2006年7月21日、7月27日~29日 |
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| ■ 親切世界一の国?! |
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正直ドイツって、あまり興味のない国だった。物価も高そうだし、古城とかロマンチック街道とか、そんな柄でもないし、食べ物だってソーセージとザワークラウトしか知らなかった。そう、本当に興味なかったのだ。ワールドカップの開催地に決まるまでは。そしてシミランクルーズで、ドイツ人夫婦に出会うまでは・・・。
2003年の春、私は先輩ダイバーのヨッシーとシミランクルーズに乗船した。長い船旅、朝から晩までダイビングをし、船上で食事をとる。そんな毎日なので、乗船メンバーとは必然的に仲も良くなる。そして、最初のナイトダイビングをパスした私に声をかけてきたのが、ドイツ人夫婦のご主人の方だった。
「何でナイトをパスしたんだい?」と、他愛もない会話を交わしていたのだが、突然彼は、「ドイツ人は好きか?!」と訊いてきた。驚いている私に、第二次世界大戦やナチス・ドイツの事を言ってきたのだ。子供だって『アンネ・フランク』を読み、ヨーロッパ各地で行われたホロコーストやアウシュヴィッツを知っているけれど、それで今現在のドイツ人を好きかと訊かれたら困ってしまう。ボキャブラリーに乏しいながらも、過去の戦争で全てのドイツ人を好きか嫌いか決められるはずもないと伝えてみた。日本人だって、アメリカ人だって、世界の多くの国が同じなように。
クルーズで一緒だったドイツ人夫婦は、人を楽しませる事がとっても上手だった。子育てからとうに手が離れた彼らは、夫婦二人の時間を、世界各地に潜りに行きながら楽しんでいるようで、シミランの後は中国を周ってから帰国すると言っていた。ボート上という限られた空間の中で、次から次へと、まるで子供のようにイタズラを考え出し、私たちを楽しませてくれ、ボートクルーへのお礼の時も、皆の先頭に立っていろいろなアイデアを出してくれた。とにかく面倒見が良く、温かかった。
そんな事があり、それまで興味もなかったドイツ人やドイツという国に対して前向きな気持ちになり、ワールドカップの開催地入りする事が出来たのだ。1ヶ月も滞在するのだから、冷たい人の多い国では困ってしまうのだ!!
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今回のドイツ滞在で、最初に"親切"に遭遇したのは、フランクフルトに到着した瞬間の事だった。「予約した宿に行くには、地下のどの出口から・・・」なんて、立ち止まった瞬間、近くのパン屋の店員が、「何か困っているのかい?」という感じで声をかけてくれ、宿まで連れて行ってくれたのだ。
勿論どこの国にも、親切な人はたくさんいる。その反対に悪い人もたくさんいる。駅でキョロキョロしていたら、危ない輩が寄ってくる国の方が多いのも確か。よその国だったら、「宿まで案内してくれなくていいのに」って、反対に、どこか連れて行かれるのでは??と警戒してしまうような事も、ここドイツでの1ヶ月間は、危ないくらい気持ちが緩みっぱなしだったのは確かだ。
ドイツ人の親切は、人の良い日本人でさえも驚いてしまう程。それは老若男女問わず、英語が話せる話せないは関係なしなのだ!!「道を訊きたいけれど、誰に訊こうかな?」・・・と、普通はまずそう思う。でも、ここドイツでは、「道を訊こうかな」と頭に浮かんだ瞬間、隣に誰か立っているのだ!!これは、大袈裟ではなく、本当にそうなのだから驚きなのである。
ある時、乗り換えで困っていたら、近くで電車を待っていた年配の女性が、ドイツ語で一生懸命説明してくれた。何となくニュアンスは伝わったものの、「一度上の階に行ってから・・・」
その先が理解出来ていなかった。仕方なく、電車の窓口でもう一度訊こうと列に並んでいたら、さっきの女性が呼んでいるではないか!どうやら彼女は、ドイツ語だけの説明では心配だったのか、わざわざ下の階から上がって、私たちを探してくれたようなのだ。そして、駅の外にある電車の乗り場まで、自ら連れて行ってくれたのだ。自分が乗る電車が来ていたにも関わらず・・・。
「ああ、なんて親切なのだろう!!」 でもこれが、ドイツ人にとっては当たり前の行為だった。地図さえ手に入れば、私たちだってどこにでも行けるけれど、ふと立ち止まった瞬間に、「何かお困りですか?」と声を掛けてくれる。ドイツの滞在は、その連続だった。困っているわけでも、何か訊きたいわけでもなかったが、何とも嬉しく申し訳ない気持ちになった。
そして子供に対してがすごかった。2歳児の龍馬を連れての旅、泣いているとどこからともなく、「これあげるから泣かないでね」と言う感じで、オモチャをくれたり、お菓子をくれたりするのが日常茶飯事だった。若い女性までもが、何でこんなオモチャ持っていたの??と不思議になるくらい。
極めつけの親切が、ユースホステルにランドリーがなく、コインランドリーの場所を聞いて洗濯しに出掛けた時の事だった。教えてもらった場所に、コインランドリーらしきものはなく、近くに立っていた男性に訊いてみると、「ここにはないですよ。どこの情報ですか?」と言う。仕方なく、もう1つのコインランドリーに行ってみようかと、でも遠いからどうやって行こうかと困っていたら、さっきの男性が車で来て、その遠くにあるランドリーまで乗せて行ってくれると言うのだ。
こんな親切、日本に来ている外国人に私は出来るだろうか?!思いっきりドイツ語で、世話をやいてくれるおばさんのように、日本に来た外国人に対して、言葉が通じなくても、出来るだけの事はしようと、本当に思ってしまったドイツ滞在だった。
ある時、ICの車内で一緒になった、サンノゼに住んでいるドイツ人男性と話す機会があった。彼はデュイスブルクの出身で、ちょうど帰郷する途中だったのだ。デュイスブルクにイタリアのキャンプ地があるので、いろいろ情報をもらったりした。仕事で日本にも来た事があるそうで、その時は、電車の切符の買い方から、乗り方まで、誰も教えてくれなくて困ったと苦笑していた。胸が痛くなる話である。
ドイツ人は、大人から子供まで本当に親切。それが自然に出来る親切だから、育ってきた環境なのだろう。自然に親切が出来るように、駅で切符を買う外国人に一声掛けられるように、私もそうなりたいと思った。おせっかいと言われようとネ(笑)。
北欧からドイツに一度戻った時の事、深夜の空港でタクシーを探していたら、若いドイツ人男性が声を掛けてきた。「もっと前に出て、積極的にタクシーをつかまえないとダメだよ」と、彼は、タクシーのつかまえ方を伝授してくれたのだ。荷物が多かったので、ビックタクシーを探してウロウロしていただけだったのだが、おせっかいなまでの親切、まさに"ドイツに帰って来た~!!"と感じた瞬間だった(笑)。
たった1ヶ月の滞在中の出来事でしかないし、嫌な人も少しはいたけれど、総合的に感じたのは、"信じられないくらい親切な人が多い"という事だった。「ワールドカップ期間中は大勢の外国人が来るから、皆で親切にしよう」なんて、御布令があったとしても(笑)。治安、移動、滞在などが素晴らしく整い、その上に親切な国民なわけだから、ワールドカップのホスト国として最高だったのは言うまでもない!!!
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地図を広げようものならすぐに誰かが寄ってくる?!

大量の洗濯物ごと車に乗せてもらった(笑)
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| ■ エネルギー大国ドイツ |
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ドイツがエネルギー大国だと言うのは、誰もが知っている事だが、その一部を垣間見ただけでも、感心するしかない程だった。トイレが有料だったり、小銭を置いていく皿があるのは、いろんな国で見かけたが、何より驚いたのは、ペットボトルやビン等の回収が徹底しているという事だった。
大きなスーパー、駅の売店、ペットボトルやビンの飲み物をどこで購入しても、リサイクルマークが付いているものは、デポジット料金が上乗せして取られる。0.19ユーロの水なら、0.25ユーロのデポジットが加算されて、レジでの支払いは0.44ユーロとなる。電車に乗る時、駅で買うコーラにも0.5ユーロのデポジットが加算される。
購入した店でなくても、同じ商品を扱っている店であれば、空きペットボトルやビンを返すと、支払ったデポジット分が返金されるシステム。店で買ったものは、だいたい0.25~0.5ユーロなのだが、1ユーロが150円もする今、これはバカにならない金額なのだ。返金は、売店の場合現金だったり、スーパーの場合、金券の所もあったりする。
一番驚いたのは、スタジアムや、なんとファン・フェスト(巨大スクリーンで観戦出来るところ)会場までもが徹底して、回収システムを実施しているという事だった。スタジアムで買うビールやコーラはとても高く、3.5ユーロするのだが、それに1ユーロ、プラスティックのコップのデポジット料が加算され4.5ユーロとなる。
ワールドカップのコップなので、デポジット分の1ユーロで買ったと考えても、いい記念になる。1つのプラスティックのコップで150円にもなるのだから、空きコップを10個も売店に持って行けば、1500円もの現金がもらえるのだ。スタジアムでは、ビールをたくさん飲んで酔っ払う人も多く、椅子の下にコップが転がったままというケースも多い。それをすかさず拾い、1人で20も30も、空きコップを集めている人もいた。ドイツでの飲み代、宿代にもなってしまう程の金額だ。
自分で飲んだコップを返して1ユーロもらうにせよ、他人が拾い集めるにせよ、いずれにせよコップは必ず店に戻ってくる。5円、10円では難しいかもしれないが、これが1個150円の威力なのである!!町のスーパーや売店で買った空きボトルにしても、0.25~0.5ユーロが、30も50も集まれば、しっかりした金額になるのだから、素晴らしいシステムだ。日銭を稼ぐ為に、空きボトルを拾い集めている姿も見かけた。
同じく環境先進国のスウェーデンでは、リサイクルマークの付いたボトルを購入した店に返しても、「ここでは受け取れない」と言われてしまった。詳しくはよく分からないが、やはりドイツのように、どこでも回収してもらえるという事が、そして誰もが簡単に出来るという事が、リサイクルには一番大事なのだと思う。
そしてドイツで忘れてならないのは、風力エネルギー!!スウェーデンにも、そりゃ風車はあったけれど、ドイツのそれとは数が違う!さすがに、風力を使った発電量が世界一(世界の発電量の3分の1)というだけあり、電車でどこを走っても、たくさんの立派な風車が目についた。
周りの国から飛行機で帰ってくるとよく分かる!眼下に広がる風車が立ち並ぶ大地。「ああ、ドイツに戻ってきたんだな」って感じる瞬間なのだ。
・・・と、環境を大事にするわりには、公園やら道路の隅に、犬のフンが多かったなぁ~(苦笑)。こればっかりはどうにかしてもらいたい!!
 
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スーパーの入り口にある、自動空きボトル回収機。
これに空きボトルを入れると・・・↓

ボトル数と金額が計算され、金券が出てくる

こちらはファンフェスト会場の売店。右下にデポジ
ット料金が0.5ユーロと表示されている |
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| ■ "ファン語"は世界共通語 |
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ハジケちゃいました。いい年して。ワールドカップの盛り上がりで、大勢のサポーターと一緒になってハジケるのはいつもの事ですが、今回初めて、"追っかけ"の楽しみを知りました(笑)。これまで、氷川きよしを追っかけるオバちゃま軍団、ヨン様を追っかける女性たちを、不思議な感覚で見ていたけれど、相手が芸能人かサッカー選手かの違いなだけで、私もおんなじでした。はい、スミマセン!
私の好きな選手は、イタリア代表主将のファビオ・カンナバーロ。火の玉小僧のような、彼の熱いプレーに魅了され早や8年。プロレスラーでもサッカー選手でも、とにかく熱いプレーをする人に惚れてしまうのだ。カンナバーロはディフェンスのセンターバック。だけど、ちょっと違うのは、"超攻撃的"ディフェンダーなのだ。背の低い彼だが、それを感じさせないジャンプ力と鋭い臭覚で、どんな相手の攻撃をも封じ込めるのだ。
私的な熱いプレーで言うと、同じくイタリア代表のジェンナロ・ガットゥーゾ、ドイツ代表のミヒャエル・バラックもその一人である。イタリア代表でも、やはりモデル・俳優顔負けの、デルピエロやネスタは、ドイツ人やイタリア人女性からも絶大な人気だった。勿論テクニックも素晴らしいが!!
決勝トーナメントに入ったある日、「がんばって」の一言をカンナバーロに伝えたくなり、イタリア代表キャンプ地にでも行ってみるかと、ひとりデュイスブルクに向かった。どちらかと言うと、滞在しているホテルには全く興味なく、公開練習が見たいというだけだった。ホテルに行けばスケジュールも分かるだろう・・・と、デュイスブルクからUバーンに乗り換えて25分、到着した駅からは、道を訊き訊きようやく辿りついた。
HOTEL LANDHAUS MILSER これがイタリア代表の宿泊しているホテル。茶色のシートが駐車場の周りを囲むように貼られている。え?これしかファンは来ていないの?!と拍子抜けしてしまう程だったが、ここで出会った、この近くに住むイタリア人の女の子が、私に"追っかけ"の火をつけてしまったのだ。
彼女はノエミ、弟のミルコと毎日ここに来ていると言う。なんと、彼女が着ているアディダスのシャツには、たくさんのサインがあるではないか!な、何ともうらやましいっ!!「ネスタはここに最初にサインをしてくれた人なの。カンナバーロは2番目にサインしてくれた人。」と言う。きゃ~!何てこと!何てうらやましいの!わ、私も欲しいぞ!!
美人で素朴なノエミと、人懐っこい弟のミルコ、後から来た彼らのパパ、ママと、楽しいデュイスブルクの時間が始まった。サービス精神旺盛な、面倒見のいいパパは、「そろそろお昼でも食べないか?」とか気にかけてくれたり、「好きな選手は誰だ?」と、家に帰って写真をプリントして持ってきてくれたり。ノエミとミルコとパパが帰ってしまってからも、今度はママが私の面倒を見てくれたり(笑)。
日本人が、こんな所まで来ている・・・それだからなのか?私を気にかけ、声をかけてくれる。いくら伊達男の多いイタリア代表とはいえ、サッカーファンは、やはり男性が圧倒的に多い。このホテル前もそうだった。そして小さな子供連れのファミリーもとても多かった。
5人いたら、その中に2~3人くらい英語が話せる人がいるって感じで、ドイツに住むイタリア人が殆どなので、イタリア語が飛び交っていた。道路を歩いていると、車が止まり、いきなりイタリア語で話しかけられるのは当たり前だった。「う~ん、そっか、イタリア語は話せないんだね。英語なら息子が訳してくれる。」と、小学校低学年くらいの男の子を相手に、話したりした事もあった。私としては、同レベルで有難かったけれど(苦笑)。
この日がきっかけで、私は何度もここに通った。ひとりで出掛けたデュイスブルクだったが、ここは、私をひとりにはさせないのだ。「お~!君は誰のファン?!」「カンナバーロは最高の選手だよ!!」と、おじさんから若い娘さんまで、ファミリーのように温かく迎えてくれるのだ。例えそれが、英語であっても、イタリア語であっても、ドイツ語であっても、そこにいる人たちと何だか通じ合えてしまうのだから面白い。ファンの熱い気持ちは、言葉の壁を乗り越えるのね(笑)。
最初は選手に「がんばって」の一言が伝えられればいいなと思い、写真が撮れたらいいなと思い、サインがもらえたら嬉しいなと思っていたけれど、ここでのアズーリファンとの時間が楽しくなってしまったのも事実だ。勝ち進んでいくうちに、キャンプ地に足を運ぶファンも、ものすごい数になっていき、とてもじゃないけど、サインをもらうなんて出来そうになかった(泣)。
もっと早く、この楽しさに気付けば良かった(苦笑)。これまで本当に、キャンプ地なんて、滞在先なんて興味もなかった事が悔やまれるよ~!グループリーグの頃なんか、ホテルも練習場も、そんなにファンは来ていなかったようで、時々サインしに来てくれてたわけだから。
チェコ戦の後、ベルリンに行く途中ここに寄り、運良くネスタのサインとツーショット写真をゲットしたmitoに、「追っかけ人生が、遅ればせながらスタートした」と伝えると(笑)、昨年のデルピエロのパーティで、そういう気持ちになってくれてたら、今回一緒にデュイスブルク行けたのにと言われ、本当に残念な事をしたと思った(苦笑)。
そんなわけで、純粋にサッカー観戦する以外に、プラスαの楽しみを知った私でした。
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HOTEL LANDHAUS MILSER

ホテル前に集まるファンたち

サインがい~~~~っぱい!
他にもサイン入りのTシャツを持っている

早朝ベルギーから来たファンたち

車で乗りつけるグループも多い

ちなみにこちらが、昨年のデルピエロのパーティ
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| ■ World Cup is my Life ~4年に1度の世界最高の祭典 |
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4年に1度、私たちは思いっきり燃える(笑)。正確に言うと、その前年から始まるチケット争奪戦がスタートなのだが。サッカーに全く興味ない人や、わざわざワールドカップを現地にまで観に行こうなんて思いもしない人からすれば、はっきり言ってアホである。
ワールドカップの"現地観戦"歴はまだ浅く、02大会に始まり2大会目。今大会は、初めて開幕前から決勝後までを現地で過ごすという、とても幸せなものとなった。勿論、こんな事って仕事を辞めない限りは不可能だけど・・・。ユーロやチャンピオンズリーグを含め、日本での観戦は、時差を気にしながら、夜中や明け方に目覚ましをセットし、寝不足が続くまま会社に行くのだから、本当に幸せだったと思っている。
4年ごとに、ワールドカップ開催地に移住を繰り返したいと、そう思った事もあった。サッカーに力を入れているヨーロッパや南米では、ワールドカップ期間中の1ヶ月休みをとる為に、前の年から仕事の休みをとらない人もいるという。その気持ちが、思いっきりよく分かる(笑)。
とは言え、日本の会社では、それはかなり難しい。派遣の仕事を1つ終えて、次の派遣先へ行くまでに1ヶ月の休暇を自分に与えるのは可能だが、それも若ければこそ繰り返せる業である。4年に1度、ワールドカップ期間中は休める仕事はないか?!・・・と考えると、そんな都合のいい仕事は、自分で何かを始める以外はないだろう。
運よくチケットを手に入れる事が出来た私たちだが、実際には、1枚すら持っていなくても自国の応援に足を運んでいるサポーターはたくさんいた。日本戦でさえ、「もしかしたら直前で買えるかなと思って・・・」と、一か八かになってしまうが、とりあえず来てみたという大人の女性もいた。彼女とはスタジアムに向かう途中で再会したが、やはり直前に売りに出されたチケットがあり、購入する事が出来たそうだ。
ドミトリーで一緒だったメキシコ人の男の子たちもまた、チケットを持たずに来ていた。どうにか手に入れるに越した事はないが、ファン・フェストで応援するだけでも嬉しそうだった。翌朝、人の気配で目が覚め、ふと横を向くと、うわっ!メキシコ人の男の子の顔がすぐそこに!!2段ベッドの上に寝ていた私が起きないか、きっと見ていたのだろう(笑)。
「これ、見て見て!昨日買ったんだ!!」と、ブラジルの応援スカーフを自慢気に広げて見せるのだ。彼の嬉しそうに笑うくったくない笑顔に、私も苦笑するしかなかったが、時計を見たら、まだ6時にもなっていなかった・・・(苦笑)。
ワールドカップは人を熱狂させる。刺激的な1ヶ月に魅了される。世界中からここまで大勢の、しかも熱狂的なサポーターが、ひとつの国に集まって来るイベントなんて他にはない。サッカー選手にとって、手に入れたいタイトルの頂点がワールドカップなだけに、サポーターの白熱ぶりはそれを上回ってしまうのだ。
私は開幕前の盛り上がりが好き。既に現地入りしたサポーター同士、広場で、道端で、応援合戦を繰り広げたり、歌ったり踊ったり。そして、各国から集まったサポーター同士に、サッカーを愛する情熱に、国境がなくなるのだ。街で会っても、駅で会っても、どの国のサポーターであっても、声をかけあい、歓び合い、称え合う。何とも素晴らしい事なのである!!
これがリーグ戦の終盤になると、敗退国が出てきて、喜ぶ者と悲しむ者に分かれてしまう。更に決勝トーナメントなんて、ノックアウト方式だから、その試合に負けたら即アウト。勝負の世界、当たり前の事なのだが、あれだけ駅や街に溢れていたサポーターたちの姿が、どんどん減っていくのは、実に寂しいものなのだ。
準決勝あたりからは、試合の開催地や都市部でしか、サポーターの姿を殆ど見かける事がなくなる。リーグ戦では、あれだけ毎日何試合も行われていたが、それが試合と試合の間に2~3日要するようになり、TVでプレイバック集でも観ていないと、「ワールドカップやってるの?!」という気にさえなってくる。あの、開幕前から、リーグ戦2戦目あたりの盛り上がりが、エキサイティングだった毎日が、とても懐かしく感じられるのだ。
そんな調子だったので、決勝が終わった後の私は、まさに魂の抜け殻だった。"初めてのワールドカップ決勝までの滞在" "応援しているチームの優勝"
"大好きな選手のワールドカップトロフィを掲げる姿" こんなすごい3点セットを体感してしまい、一気に力が抜けてしまったのだ。
アメフトも観る、野球も観る、ダイビングも好き、格闘技も大好き、・・・だけどサッカーは私にとって、もっと特別なもの。その中でもワールドカップというのは、最も特別な存在。そして、既に2010年南アフリカ大会の事を考えている自分がいる。
4年に1度、世界が一つになる最高の瞬間、ワールドカップ。私の人生の中で、あと何回その瞬間に立ち会えるか分からないけれど、きっと追い求め続けていくのだろうな。というより、おばあさんになっても、仲間と一緒にフィーバーしている自分でありたい(笑)。
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試合前日に広場で盛り上がるサポーター

ケルン中央駅構内、天井一面のアディダスの広告

熱気に包まれるワールドカップスタジアム

開催国の盛り上がりはすごい!!

歓喜の瞬間!!そして1ヶ月の祭典は幕を閉じる・・・
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